手造りふとんができるまで
台張りと角切り
布団生地の上に綿を大きく広げていきます
綿を少しずつずらしながら何枚も重ねていきます
お客様のご希望のふとんの厚さになるように綿の枚数を加減していきます
その後、ふとんの四隅に合わせて広げた綿のかどを切り取ります
脇折りと角作り
下に敷いているふとん生地の大きさに合うように広げた綿を折りたたみます
ふとんの四隅がでるようにかどをつくります
かぶせ綿
通常、台張り(綿を広げて重ねる作業)ではふとんの真ん中が多少厚くなっていますが四辺を折り重ねたことにより少しへこんだ状態になります
ふとんの中心部分は人が横になったとき一番体重がかかるところなのでこのへこみを直し厚みをもたせ、また折り返した綿がおさまるように綿をかぶせていきます
これでふとんの形になりました
角入れと口くけ、のしつけ
ふとん生地は裏側を表にしてひいてあり、生地の三辺は閉じてあり一辺だけ開いています
綿を生地と一緒に畳み込んで一辺のあいているところから表に返して四隅にしっかりと綿をいれ開いている一辺をくけていきます
その後、生地と綿の間の空気を軽くたたきながら抜いて生地と綿を馴染ませます
中とじと角とじ
中に入れてある綿と生地がずれないようにとじ糸を使って数か所閉じていきます
ふとんの四隅にも角とじを行います
これでふとんの完成です
結構、奥深い作業です!